ラツィオで名将への階段を着実に登るインザーギ監督「ナポリやユーヴェに一泡吹かせたい」

ラツィオを躍進させるインザーギ監督 photo/Getty Images

ビッグクラブへの興味はなし?

ラツィオの指揮官を務めるシモーネ・インザーギ監督が、愛するクラブへの想いなどを明かしている。

長年過ごしたラツィオで、2010年に現役を退いたインザーギ監督。引退後は同クラブの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせると、U-20コッパ・イタリアでラツィオのプリマヴェーラを2度の優勝へ導いた。その腕が買われ、2015-16シーズン終盤に成績不振で解任されたステファノ・ピオリ監督の後任として、トップチームを率いることに。その後、ラツィオは2016年7月にマルセロ・ビエルサ監督の招へいを発表したが、わずか数日で電撃辞任したため、インザーギ監督を正式にトップチームの指揮官へ任命した。

昨季は指揮官就任1年目ながら、同クラブをセリエA5位とコッパ・イタリア準優勝へ導き、チームを躍進させる。すると、今季開幕前に行われたイタリア・スーパー杯では、絶対王者ユヴェントスを退け、初のタイトルをゲット。シーズン開幕後も積極補強を行ったACミランを4-1で撃破するなど、第7節を終えた時点で5勝1敗1分と、暫定4位につけている。
名将への階段を一歩ずつ着実に登っているインザーギ監督が、イタリアのラジオ番組『anch’io Sport』に出演。「ビッグクラブを率いることに興味があるか」と聞かれると、「これまで何度も言ってきたが、私はすでにラツィオというビッグクラブにいる。選手としてここでキャリアを築けたことは幸運だったし、ユースチームの監督としてもたくさんのもをの勝ち取った。これらは残りの人生で、満足感として残り続けるだろう」とコメントした。

さらに「スクデットかい? ナポリがとても好調だし、ユヴェントスもそうだ。ただ、彼らに一泡吹かせたいね。他のライバルクラブよりも戦力は低いかもしれないが、昨季のように上位にとどまり続ける必要がある。ヨーロッパリーグも厳しい戦いになるだろうけど、ベストを尽くしたい」と今季の意気込みも明かしている。

はたして、インザーギ監督はラツィオに昨季以上の成績をもたらすことができるのか。同クラブは次節、14日にユヴェントスとアウェイで対戦する。

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