引退理由は「ヘディングによる頭痛」 アイルランド代表FWが苦渋の決断

引退を発表したドイル photo/Getty Images

ヘディングが悩みの種となっていたドイル

MLSのコロラド・ラピッズに所属するアイルランド代表FWケビン・ドイルが28日、現役を引退することを発表した。

今月18日に34歳の誕生日を迎えていたドイルは、アイルランド代表の各年代でプレイし、2006年にA代表デビューを果たすと、これまで63キャップを記録。英雄ロビー・キーンらとともに同国代表を長年牽引してきた。

一方、クラブではレディングやウルヴァーハンプトン・ワンダラーズなどで活躍したドイル。2005-06シーズンには、レディング加入初年度ながらチャンピオンシップ(イングランド2部)で45試合に出場し、18ゴールを記録した。1シーズン通して主力として活躍すると、チームにリーグ優勝をもたらし、1部昇格へ導いていた。2015年からは戦いの舞台をアメリカへ移し、コロラド・ラピッズへ加入。今季も公式戦25試合に出場し、5ゴール3アシストを記録していたが、思わぬ形でスパイクを脱ぐこととなった。
彼はTwitterへ「今日、悲しい発表がある」と綴り始めると、「メディカルアドバイスをもらった結果、今季これ以上プレイしない。引退することになるだろう」と報告。そして「今年に入り、ヘディングをすることが、たびたび僕の悩みの種となっていた。頭痛を繰り返したり、今季は2度も脳震盪を起こしたりしていたからね。専門家に相談したところ、これ以上悪化しないためにもスパイクを脱ぐことを決断したよ」と述べた。

さらに「僕のキャリアをサポートしてきてくれたみんなに感謝したい」や「MLSでのプレイは素晴らしい経験だったし、コロラド・ラピッズで楽しい時間を過ごせた」などと綴り、感謝の意や思い出などを明かしている。

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