日本はもう韓国をライバル視していない 韓国紙「面倒な相手としか扱わなくなった」

W杯出場を決めた韓国 photo/Getty Images

クラブシーンでも厄介なのは中国勢に


日本代表と韓国代表の戦いは毎回大きな注目を集め、宿命の日韓対決として取り上げられる機会が多かった。両者の実力に大きな差はなく、日本にとってもオーストラリアやイランと同じくアジアのライバルの1つと言える。しかし韓国『スポーツソウル』はここ数年でそうした認識が薄れてしまったと取り上げている。

韓国は辛うじて2018ロシアワールドカップ出場を決めたものの、アウェイでは1つも勝てないなど最終予選では大苦戦。トッテナムで活躍するソン・フンミンなど世界に通用するタレントはいるものの、それがチーム力に反映されていない。またクラブシーンでは、KリーグのクラブがACLで苦戦。2009年から2013年まで5大会続けて決勝にチームを送り込むなど、アジアを支配していると感じさせられる時もあった。Jリーグのクラブにとっても厄介な相手だったが、今Jのクラブがライバル視しているのは中国のクラブだ。

大型補強を展開する中国クラブに勝つことがACLを制する条件となっており、Kリーグのクラブとのライバル関係はやや薄れつつある。Kリーグ勢は今回のACLで済州ユナイテッドの1チームしか決勝トーナメントに送り込めず、その済州も浦和レッズに敗れた。グループステージでもJリーグ勢は水原三星ブルーウイングスやFCソウルなどを撃破しており、数年前までの苦手意識はなくなりつつある。
同メディアはこうした現状から「日本は韓国をもうライバル視していない。ACLでもライバルというより面倒な相手としか扱わなくなった」と伝えている。ACLで結果を出せず、代表もアジア最終予選で大苦戦とダブルパンチを喰らったような状況となっており、韓国サッカー界は危機的状況にあるとの考えだ。日本も楽にアジア最終予選を突破したわけではないが、近年は韓国をライバル視する日本のサッカーファンも減ってきたと言えるのかもしれない。

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