ここまで開幕5試合で4勝1分と良いスタートを切っているドルトムントは、23日に第6節でボルシアMGと対戦。前節のハンブルガーSV戦で先制ゴールを決めた日本代表MF香川真司の先発も期待されたが、この試合では中盤にマリオ・ゲッツェ、マフムード・ダフード、ユリアン・ヴァイグルが入り、香川はベンチスタートだった。
ここまでチームを引っ張っていると高い評価を受けていたアンドリー・ヤルモレンコもベンチスタートとなったものの、ドルトムントは若い力が躍動。序盤から一方的に押し込むと、28分にオバメヤンの折り返しをマクシミリアン・フィリップが決めて鮮やかにドルトムントが先制する。
さらにその10分後には左サイドを抜け出したジェレミー・トルヤンのグラウンダーのクロスに再びフィリップが合わせ、ドルトムントがマクシミリアン・フィリップの2得点でリードを広げる。すると今度はマクシミリアン・フィリップのお返しだ。前半終了間際にマクシミリアン・フィリップがスルーパスに抜け出すと、相手GKが飛び込んできたのを見て中に折り返し。これにオバメヤンが合わせて3-0。驚異の破壊力を持つドルトムント攻撃陣が前半だけで3点を奪った。
勢いは後半も止まらない。ゲッツェのフリーキックからオバメヤンがこの試合2点目を決め、スコアは4-0に。さらに62分には香川のライバルでもあるダフードのスルーパスに抜け出したオバメヤンが決めてハットトリック達成。ボルシアMGはドルトムントを全く止めることができない。
66分にはボルシアMGのシュティンドルが意地で1点を返し、これがドルトムントにとって今季リーグ戦では初の失点だった。
それでも攻撃陣はまだまだ絶好調。79分にはヴァイグルがスーパーゴールを決めて6-1。ボルシアMGもここまで差がつくとは予想していなかったはずだ。
試合はそのまま6-1でドルトムントが勝利。ドルトムントは首位の座を守っており、ここまでは恐ろしいほど好調だ。
[スタメン]
ドルトムント:ビュルキ、ピシュチェク(→ザガドゥ 69) 、パパスタソプーロス、オプラク、トルヤン、ヴァイグル、ゲッツェ、ダフード、プリシッチ(→香川真司 64)、マクシミリアン・フィリップ、オバメヤン
ボルシアMG:ジッペル、ギンター、ベステルゴーア、ウェント、エルヴェディ、クラマー(→ホフマン 75)、ザカリア、T・アザール、ファビアン・ジョンソン(→ヘアマン 72)、ラファエル(→キゾンセ 61)、シュティンドル
[スコア]
ドルトムント 6-1 ボルシアMG
[得点者]
ドルトムント:フィリップ(28、38)、オバメヤン(45、50、62)、ヴァイグル(79)
ボルシアMG:シュティンドル(66)