“去る者は追わず主義”のユーヴェ、ディバラでさえ例外ではない GM「彼が望めば……」

今季からユヴェントスの10番を背負うディバラ photo/Getty Images

「選手の運命は、選手自身が決めるもの」

昨夏はポール・ポグバをマンチェスター・ユナイテッドへ、今夏はダニエウ・アウベスをパリ・サンジェルマンへ、レオナルド・ボヌッチをACミランへ放出したりするなど、「去る者を追わず主義」で知られるユヴェントスだが、彼らに例外はないのかもしれない。

セリエA第5節を終えた時点で8ゴールを記録し、開幕戦から5連勝を挙げているユヴェントスの好調の要因となっているパウロ・ディバラ。2015年に加入したこの若きエースには、これまでも多くのビッグクラブが熱視線を送ってきたが、ユヴェントスへの忠誠を貫き、今季もチームの柱として活躍している。しかし、彼はまだ23歳と若く、さらなる経験を積むために、今後移籍を決断する可能性も十分にある。その際、ユヴェントス側がディバラをチームへ引き止めるのかと言われれば、否のようだ。

伊『PREMIUM SPORT』のインタビューに応じたユヴェントスのゼネラルマネジャー(GM)を務めるジュゼッペ・マロッタ氏は、ディバラの将来について聞かれると「選手の運命は、選手自身が決めるもの。彼がチームを去りたいと望めば、彼を留めるのは不可能だ」とコメント。選手の意思を尊重する考えを明かした。
さらに、超高額な契約解除金を設定し、移籍を踏みとどまらせるという選択肢もあるが、これについても「スペインのクラブではこれ(契約解除金)を非常に重要視しているようだが、我々はピャニッチとイグアインぐらいだよ。それらで選手をチームに縛ることに対して、私は反対だからね」と述べており、今後も選手に対して契約解除金を可能な限り設定しないという。

今季からクラブ栄光の背番号「10」を背負っているディバラだが、いつまで白と黒の縦縞のユニフォームを身につけてプレイするのだろうか。アレッサンドロ・デル・ピエロ氏のようにチームの象徴となるのか。はたまた、ポグバのようにチームを去ってしまうのか。

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