コウチーニョのバルサ移籍を阻んだのはミュラーのバイエルン残留?

夏に移籍を果たすことはできず photo/Getty Images

第一希望を諦めるに至った経緯

フィリペ・コウチーニョの運命はトーマス・ミュラーの去就と連動していた。少なくとも独紙は今夏のマーケットにおける騒動をそのように解説している。

退団したネイマールの代役としてバルセロナはリヴァプールの攻撃的MFを望み、コウチーニョもまたカンプノウ行きのチケットを心から熱望したにも関わらず、最終的にこの相思相愛が結実することはなかった。複数回にわたる破格のオファーに加え、コウチーニョによって提出されたトランスファーリクエストをもってしてもビッグディールの成立が叶わなかった背景には、ドイツ王者に所属するミュラーの残留が大きな要因だったと独『Bild』が報じている。

リヴァプールは、その能力の高さにも関わらず、カルロ・アンチェロッティ政権下で100%の信頼を与えられていないミュラーとの契約が可能だと判断し、同選手をコウチーニョの後釜に据えることを画策。しかし、最後までバイエルン・ミュンヘンとの交渉を完了させることができず、コウチーニョをバルサへ放出することも不可能となってしまったと同紙は綴る。これにより、バルセロナはプランBへの移行を余儀無くされ、ドルトムントから新鋭ドリブラー、ウスマン・デンベレをおよそ130億円で確保。かねてより獲得を求めていた第一希望との成就を果たすことはできなかった。

しかし、後釜の確保を果たした場合のみコウチーニョ売却に応じる姿勢を示したとされるリヴァプールのやり方は、ネイマールを失った後にその代役を探し回ったバルセロナよりも幾分か賢明だと言える。多くの札束が飛び交い、契約解除金まで満額を用意されるこのご時勢において、各クラブはよりクレバーな立ち回りが求められることだろう。
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