「ここに所属できて幸せ」
ボルハ・マジョラルにとって、2017-18シーズンのリーガ・エスパニョーラ第4節は決して忘れることのできないものとなっただろう。
ヴォルフスブルクでの修行後、レアル・マドリードにおける最初の大きなチャンスを確実にモノにしたと言える。クリスティアーノ・ロナウドをペナルティーで、そしてカリム・ベンゼマを負傷によって欠いた白い巨人は17日、敵地でのレアル・ソシエダ戦で若きCFマジョラルを先発で起用。2試合の引き分けを挟み、勝利が絶対条件という中でのギャンブル采配は確かな実りと共に帰ってきた。19分にエリア内でのこぼれ球を押し込み、レアルでのトップチーム初ゴールを決めたマジョラルが試合後、その充実感を口にしている。『MARCA』が同選手のコメントを伝えた。
「この1週間、僕はこのチャンスを生かすために必死に努力したし、これからはさらなるチャンスのために頑張るよ。レアル・マドリードにいられることは僕にとってはファンタスティックなことなんだ。たくさんのストライカーがいるし、ここに所属できて幸せだよ。“9番問題”はメディアに任せればいいし、僕は自分の仕事に専念する。今日は重要な試合だったけど、きちんとしたパフォーマンスを披露できた。ドローが続いていたから何としてでも勝利を求めていたよ」
移籍マーケットではアレクシス・サンチェスやロベルト・レヴァンドフスキといった大物の名前が取り沙汰され、冬の強化も噂されているレアル。マジョラルにできることは自身のパフォーマンスによってそのプロジェクトを白紙にし、誰が然るべき“9番”かを示すことだ。20歳の新鋭による躍進に期待したい。