競争が激しくポジションは保証されていないとも
サウサンプトンにプレミアトップレベルと評価されるセンターバックが戻ってきた。16日のクリスタル・パレス戦では日本代表DF吉田麻也、新加入のオランダ代表DFヴェスレイ・フートの2人がコンビを組んだが、1-0とリードした後半42分にはフィルジル・ファン・ダイクが復帰。今夏にはビッグクラブ移籍の噂があったが、最終的にまとまらず残留。ファン・ダイクには不満もあるだろうが、サウサンプトンはプレミア屈指のDFが戻ってきたことで守備の層が厚くなった。
吉田もファン・ダイクの復帰を歓迎している。英『Daily Mirror』によると、吉田はファン・ダイクがプレミア屈指のDFであると実力を認めているが、現在のチームは競争が激しいとコメント。自身を含めファン・ダイクにも厳しい競争があることをアピールしている。
「僕たちは彼がプレミアリーグ最高の選手の1人と分かっています。ただ現実的に彼は8か月もピッチを離れていたので、プレイするのは簡単ではないですね。彼には少し時間が必要です。今の僕たちにはフート、スティーブンスもいて、選手間で多くの競争があります。僕も含めてチームで保証されているところはないですね」
昨季ファン・ダイクが離脱してからは吉田とスティーブンスが良いコンビを築き、今夏はそこにフートも加わった。吉田の評価は昨季から上がり続けてはいるものの、油断はできない状況だ。もはやサウサンプトンはプレミアリーグの中でもトップレベルの守備力を誇るチームとなったが、吉田はこの厳しい競争の中でポジションを守れるか。