アウェイでソシエダと激突
17日にリーガ・エスパニョーラ第4節のレアル・ソシエダ戦を控えるレアル・マドリードの指揮官ジネディーヌ・ジダンが、かつてサンティアゴ・ベルナベウでプレイした現ソシエダのアシエル・イジャラメンディについて言及している。
ソシエダユースに育ち、若き時分から同クラブの英雄シャビ・アロンソと比較される存在として将来を有望視されていたイジャラメンディは、2013年にイスコらと共にカルロ・アンチェロッティ率いるレアルへステップアップ。その才能にベルナベウサポーターは多くを期待したが、最後まで本領を発揮することはできず、またそのプレイタイムもごく限られたものでしかなかった。
当時アシスタントコーチという立場からイジャラメンディを観察していたジダン監督も、同選手は“もっとやれたはず”と感じているようだ。
「レアル・マドリードでプレイするということはとてつもなく大きなプレッシャーがあるということだ。イジャラメンディはもっと多くのものを期待されてこのチームへやってきた。今の彼はピッチの上でとてもリラックスしてプレイできているように見えるね。ここではそこまで最悪の出来だったわけじゃないが、もっと上手くやることはできたかもしれない。すごく偉大な選手だし、今はファンタスティックなプレイヤーになっているよ」
結果としてイジャラメンディはマドリードにおける“新たなX・アロンソ”となることはできず、クラブも翌年に稀代のパサー、トニ・クロースを獲得することでイジャラメンディからその重責を解いている。もちろん現在の彼はソシエダに魂を捧げており、本拠地でのレアル戦は大きな気合いと共に何かを成し遂げてくれるかもしれない。