結果が求められる韓国代表
今月5日に、9大会連続でW杯本戦出場を決めた韓国代表だが、本戦に不安を残す戦いぶりに、多くの批判が国民から出ている。監督交代を求める声もあり、2002年の日韓W杯で自国をベスト4まで導いたフース・ヒディンク氏の監督復帰説が浮上しているほどだ。しかし、韓国のサッカー協会はこの噂を真っ向から否定している。
ヒディンク氏もこの噂を否定することなく、必要であれば監督に着任する構えを見せていた。しかし、韓国のサッカー協会は14日に、「ヒディンク監督の関心と愛に感謝する。技術委員会とシン・テヨン監督と協議して監督に助言を求める事項があれば、要求する」と、やんわりと否定している。韓国紙『ソウル新聞』が伝えた。
また、協会の技術委員長を務めるキム・ホゴン氏は「不快だし、呆れ返る話だ。ヒディンク前監督が就任する可能性はゼロだ」と、復帰の可能性を一蹴している。
現韓国代表のシン・テヨン監督は、今年7月に結果の出なかったウリ・シュティーリケ氏の後任として、チームを託された。しかし、W杯の切符は掴んだものの、残されたW杯最終予選2試合で2試合ともスコアレスドローに終わり、国民からの風当たりは強くなっている。本戦での失敗は許されないが、直前での監督交代はより大きなリスクとなるだろう。監督交代が否定された以上、国民はシン・テヨン監督を信頼しともに戦うことが必要となる。