UCL出場権が無いのにチェルシーへ行ったカンテ 「去年移籍する際に聞かれたの覚えている」

チェルシーのカンテ photo/Getty Images

ようやくUCLの舞台へ

2015-16シーズンにレスター・シティの一員として奇跡のプレミアリーグ制覇を達成したMFエンゴロ・カンテは、その夏にチェルシーへ移籍することを選択した。これはステップアップとも言える移籍だが、当時はこの決断に疑問を唱える人も珍しくなかった。なぜならそのシーズンにチェルシーは10位と大苦戦し、来季のチャンピオンズリーグ出場権を持っていなかったからだ。王者になったレスターは当然チャンピオンズリーグ出場権を持っているため、チャンピオンズリーグ出場権を持たないクラブへの移籍ということも大きな注目を集めた。

そのカンテは、今季チェルシーの一員として初めてチャンピオンズリーグのピッチに立った。英『Daily Mail』によると、カンテ自身もチェルシーへ移籍する際に色々な意見を言われたと振り返っており、小さい時から夢見ていたチャンピオンズリーグの舞台に立てたことに喜びのコメントを残している。

「チャンピオンズリーグのデビュー戦は特別なものだったよ。僕が小さい時から見ていたものだったし、今スタンフォード・ブリッジで戦えているのだから特別さ。去年移籍する際にチャンピオンズリーグ出場権のことについて聞かれたのを覚えているよ。僕はチェルシーという素晴らしいクラブに入ることへの確信があった。僕たちは昨季上手くやったし、今はチャンピオンズリーグを含めすべてのコンペティションで上手く戦わないといけない」
優勝クラブから10位のクラブへ移籍するというのは珍しいケースだが、カンテは昨季チェルシーでもプレミアを制した。最終的に見ればカンテの決断は成功だったと言える。チャンピオンズリーグでもグループステージ初戦でカラバフを6-0で撃破し、幸先の良いスタートを切っている。今や欧州屈指のボールハンターになったカンテがチャンピオンズリーグでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。世界中のサッカーファンがこの時を楽しみにしていたことだろう。

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