セルヒオ・ラモスが偉業達成! 「得意なオーバーヘッド」弾で自ら祝福
ゴール後に喜びをあらわにしたラモス photo/Getty Images
レアルで公式戦通算350勝
レアル・マドリードは13日、チャンピオンズリーグ(UCL)・グループステージの開幕節でアポエル(キプロス)をホームのサンティアゴ・ベルナベウへ迎え入れた。
試合は、左サイドに流れたガレス・ベイルの鋭いグラウンダーのクロスを、ファーサイドへ走りこんだクリスティアーノ・ロナウドが合わせ、開始12分で先制に成功したレアル。そのまま1点リードして後半を迎えると、51分に相手DFのハンドで得たPKをロナウドが落ち着いてゴール左へ決め、2点差に。さらに61分、インターセプトからゴール前へ上がっていたセルヒオ・ラモスがオーバーヘッドでゴールネットを揺らし、ダメ押しゴール。危なげない試合運びでレアルがアポエルを3-0で撃破し、白星スタートを切った。
この一戦の勝利により、レアルで公式戦通算350勝を達成したラモス。試合後のインタビューに応じ、次のように語った。クラブの公式サイトなどが伝えている。
まず「僕らは最初、相手のラインを崩すのに少し手間取ってしまった。相手が非常にコンパクトだったし、苦しめられたよ。ただ、僕らは相手を幾度となく攻め続けたことで、ようやく最初のゴールを奪うことができた。初戦で良い結果も得られたよ」とアポエル戦を振り返った。
そして、自身のゴールについては「僕は後方から攻撃参加するのが好きなんだ。相手からしたら予想外の行動だし、常にサプライズだよ。オーバーヘッドでのゴールだったけど、あれは僕の得意パターンだからね」とコメントしている。
さらに2ゴールの活躍を見せたロナウドについて「彼の存在が大きかった。彼はたくさんのゴールを奪える選手だし、今夜はそれが際立っていたね。彼の復帰は僕らにとって重要だし、チームのカギだ。これが続くことを願っているよ。彼のレベルは疑う余地がないし、ペナルティが明けたことは非常に嬉しいね」と述べた。
前人未到のUCL3連覇に向けて、好スタートを切ったレアル。この調子でグループステージを難なく突破することができるのか。同クラブは次節、26日に日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとアウェイで対戦する。