[UCL]“サッカー史上最高額3トップ”が躍動 ネイマール擁するPSG、悲願の優勝へ順調な船出

順調なスタートを切ったPSGの選手たち photo/Getty Images

エメリ監督の人選が的中

12日にUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第1節が行われ、パリ・サンジェルマン(以下PSG)が敵地でセルティックと対戦した。

直近のリーグ・アン(メス戦)で採用した[4-2-3-1]ではなく、FWキリアム・ムバッペを右ウイングに置く[4-3-3]の布陣で同試合に臨んだPSG。 ムバッペが常に高い位置をとり相手の左サイドバック(キーラン・ティアニー)のオーバーラップを牽制したほか、マルコ・ヴェッラッティ、チアゴ・モッタ、アドリアン・ラビオの3人のセントラルMFが自陣バイタルエリアを固めて相手の侵入を防ぐなど、試合序盤から攻守が噛み合う展開となった。

そして迎えた19分。カウンターで抜け出したラビオが相手最終ラインの背後にスルーパスを送ると、パスを受けたネイマールがGKとの1対1を制し、先制点を挙げた。
その後も長短を織り交ぜたパスワークでセルティックのゴールを脅かしたPSG。34分にはヴェッラッティの右サイドからのクロスを受けたネイマールがヘディングで中央に折り返し、そのパスを受けたムバッペが右足でシュートを放ち2点目。さらに40分にはFWエディンソン・カバーニがPKを落ち着いて決め、チーム3得点目を挙げた。各メディアより“サッカー史上(移籍金)最高額3トップ”と称されたネイマール、ムバッペ、カバーニの3選手が前半のうちに得点を挙げ、試合の趨勢を決定づける。

後半、セルティックが捨て身のハイプレスで反撃を試みるも、PSGの守備陣が自陣ペナルティエリア内で体を張り、得点を許さない。逆にPSGが持ち前のサイドアタックで圧力を強めると、83分には途中出場のユリアン・ドラクスラーのクロスが相手DFカール・ルスティに当たり、4点目をゲット。さらに85分にはレイヴァン・クルザワの左サイドからのクロスにカバーニがダイビングヘッドで反応し、チーム5得点目を挙げた。

ピッチの横幅を広く使った攻撃で終始セルティックを圧倒したPSG。悲願の同大会制覇を目論む同クラブにとって、結果・内容ともに満足できるパフォーマンスと言っても過言ではないだろう。今後の躍進に注目が集まる。

[スコア]
セルティック 0-5 PSG

[得点者]
PSG:ネイマール(19)、ムバッペ(34)、カバーニ(40)、(85)、OG(83)

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