ローマのエースもフラストレーション アトレティコ戦無得点に「サラーの不在感じている」

ローマのエース・ジェコ photo/Getty Images

新チームはまだフィットせず

ローマサポーターは現在の状況をどのように捉えているだろうか。今夏には指揮官がルチアーノ・スパレッティからエウゼビオ・ディ・フランチェスコに交代し、モハメド・サラーも退団した。新戦力は加わっているものの、チーム力がアップしたかは微妙なところだ。しかもセリエA第2節ではスパレッティが就任したインテルに1-3で敗れてしまい、開幕早々苦い思いをしている。

さらに12日に行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節では、ホームながら枠内シュートが1本のみでスコアレスドローに終わってしまった。アトレティコはチャンピオンズリーグをよく知る強敵だが、少し寂しい内容と言える。昨季リーグ戦で29ゴールを記録したFWエディン・ジェコも少しフラストレーションを抱えているようだ。

伊『Mediaset Premium』によると、ジェコは周囲の選手との距離が昨季よりも遠く感じると正直な思いを口にしており、サラーや精神的支柱だったフランチェスコ・トッティがいなくなったことにも問題があると考えていることを明かしている。
「まだこのチームは始まったばかりだ。昨季僕は多くのゴールを決めたけど、今季はタフだ。アトレティコ戦でもボールに多く触れなかった。願わくば次の試合ではもっとボールに触りたいし、そうすれば得点を決められる。僕たちはサラー、フランチェスコの不在を感じている。ナインゴランももっと僕の近くでプレイしていた。今はチームの全員が以前より僕と距離がある。ただ、これに慣れていかないとね」

まだ今季のローマには複数得点がなく、スパレッティの下で得点を量産していたチームとしては寂しい。まだディ・フランチェスコ体制はスタートしたばかりだが、ローマは早いうちに答えを見つけ出せるか。

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