今季こそベスト16に進めるか
昨季プレミアリーグを2位で終えたトッテナムには、そろそろチャンピオンズリーグの舞台で躍進してほしいと願っているサッカーファンが多いはずだ。トッテナムは国内リーグでこそ魅力的な試合を展開するものの、近年はなぜか欧州の舞台になると思うような結果が出ていない。
そのトッテナムは13日にチャンピオンズリーグ・グループH第1節を戦うことになっているが、このグループはドルトムント、アポエル、昨季王者のレアル・マドリードとかなりタフな組み合わせになっている。トッテナムが決勝トーナメントに進むには最高のフットボールを展開する必要があるが、第1節ドルトムント戦を前に指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノはイングランド勢が他国に比べて難しい状況にあることを強調しており、グループのライバルを牽制するようなコメントをしている。
英『sky SPORTS』によると、ポチェッティーノはチャンピオンズリーグについて「プレミアリーグはここでプレイする全ての選手にとって第一目標となるコンペティションだ。イタリアではチャンピオンズリーグが最も重要なコンペティションだが、イングランドの文化ではプレミアリーグが最重要。そしてFAカップだ。外から説明するのは難しい。ここでプレイする者だけ全てのクラブにとって、そして選手にとってプレミアリーグが最も巨大なものだと気付ける。スペインやイタリアでは国内リーグよりチャンピオンズリーグの優先度が高い。これは大きいよ」とコメントしており、他国に比べてイングランド勢が国内リーグを重視していることをアピールしている。
また、ポチェッティーノはプレミアリーグが他国のリーグに比べてウインターブレイクがないことも問題に挙げており、プレミア勢にとってチャンピオンズリーグがタフなものになっていると感じているようだ。もちろんそれでチャンピオンズリーグの結果が軽視されるわけではなく、今回も決勝トーナメントに進めなければ批判を浴びることになるだろう。ポチェッティーノの発言はやや不安に感じるところもあるが、今回こそベスト16に進むことができるか。