代表への貢献を望むも……
イタリアのローマでプレイするベルギー代表MFラジャ・ナインゴランが、同国代表のロベルト・マルティネス監督への不満を噴出させている。
代表チームにおけるモチベーションが基準に達していないとの理由により、マルティネス監督からの招集レターを受け取ることができなかったナインゴラン。指揮官への怒りを蓄積しながらも、先日は「W杯というのはチャンピオンズリーグと並んで最も美しい舞台」と語り、4年に1度の大会への想いを馳せていたが、どうやらその計画は実現が危うい状況となっているようだ。ベルギー『VTM』が事態を整理するナインゴランの言葉を伝えている。
「監督は俺に集中力やモチベーションの低下があると話してきたが、ハッキリ言って何がしたいのかよく分からないね。彼は俺との個人的な対談もせず、ミーティングに1分遅刻したことを不満がっていた。果たしてエデン・アザールにも同じことを言うのだろうか? 仮に俺がロシアW杯に出られないとしたらそれは納得のいかないことだよ」
此の期に及んでも、彼は自分から非を認めることはあり得ないというスタンスだ。
「もちろん俺は監督としての彼の決断は尊重するけど、もう一度話し合うことはしないよ。ただ、向こうはそれをする必要がある。なぜなら俺は一切間違っていないからだ。今この瞬間もベルギー代表を助けたいと感じてるし、俺にはそれができると思ってる」
泣こうが喚こうが、ロシアW杯は来年に開催され、ナインゴランに残された時間は限りなく少ない。果たしてこのファイターは無事に至高の舞台に立つことができるのだろうか。多くのサポーターも両者の雪解けを望んでいるはずだ。