貴重なCFが新契約サイン間近
レアル・マドリードとカリム・ベンゼマによる愛の物語は、もうしばらく続くことになりそうだ。
2009年の加入以来、ファン・ニステルローイやゴンサロ・イグアイン、エマニュエル・アデバヨールといった多くのライバルと凌ぎを削り合ってきたフランス人ストライカーは、ポジション奪取の危機を迎えるたびにその価値をアップデートさせ、今日の“不動9番”としての立場を虎視眈々と固めてきた。
そしてその苦労が今、長期在籍という形でしっかりとクラブから報われることになりそうだ。仏紙『L'Equipe』は2019年で満了するレアルとベンゼマの契約が、2021年まで延長される見通しだと報道。近日中に正式なサインが交わされ、新たに取り付けられる契約解除条項は10億ユーロ(約1300億円)に設定されているとも綴った。同紙曰く、レアルでこれほど破格のバイアウト条項が付帯された選手は過去にクリスティアーノ・ロナウドとカカーの2人のみだという。
相棒ロナウドのスペース作りに奔走し、時には自らも貪欲にゴールマウスを射抜いてみせるベンゼマ。9番らしからぬ視野の広さを持つ彼こそ、現在のレアル攻撃陣を牽引する存在と言えるだろう。