今季は出場機会増加へ
イタリアのユヴェントスに所属するモロッコ代表DFメディ・ベナティアが、今夏にチームを離れた元同僚レオナルド・ボヌッチについて言及している。
イタリア王者の最終ラインに平穏をもたらし、また正確無比なフィードによって攻撃面でも絶大な効果を発揮してきたボヌッチだが、夏のマーケットでライバルのミランへと移籍し、ベナティアはその代役としてユーヴェにおける出場機会を確保。9日にホームで開催されたセリエA第3節のキエーボ戦でもダニエレ・ルガーニと共に先発出場を果たすと、ボヌッチ退団による過度な悪影響は無いとの見解を述べている。伊『Mediaset Premium』がベナティアの言葉を伝えた。
「僕は、ボヌッチがユーヴェを退団したことと、今季の現時点での失点数には何の関係も無いと思ってるよ。もちろんボヌッチには敬意を払ってるし、彼が偉大なプレイヤーなのは言うまでもない。でも、ボヌッチがユヴェントスで上手くプレイできていたのはアンドレア・バルザーリやジョルジョ・キエッリーニ、ジジ・ブッフォン、それにステファン・リヒトシュタイナーら周囲の助けがあったおかげでもあるよ」
ライバルチームのユニフォームを纏う決断を下したボヌッチに対し、多くのリスペクトとわずかな本音を漏らしたベナティアだが、玉突き人事によって自らのプレイタイムが増加したこともまた事実だ。新加入のベネディクト・ヘヴェデスらと共にその実力を存分に発揮し、選手としてのさらなるステップアップに期待したい。