目玉商品の確保を喜ぶ
フランスの名門パリ・サンジェルマンで会長職に就くナセル・アル・ケライフィ氏が、今夏に成し遂げたビッグディールを誇っている。
およそ290億円という大金を支払い、バルセロナとネイマールの契約を解除することに成功したPSGは、後にブラジル代表FWの合意をも取り付け、今世紀最大の強奪劇を達成。世界中に多くの波紋を呼び、市場における“価格破壊”をもたらした今回のビッグディールだが、ケライフィ会長は「あらゆる面でポジティブな効果を生んでいる」と豪語した。英『Telegraph』が伝えている。
「世界最高峰のスーパースターであるネイマールは今や国際的なブランド価値を持っている。皆、今夏の出来事について“フランスサッカー界がとんでもないことになっている”と驚いてるよ。それもそのはずだ。あのネイマールがPSGに所属して、素晴らしいサッカーをしているんだからね。あまりフットボールのことを知らないヒトですら今回のことを話題にしてるくらいだ」
“ネイマール効果”はオープニングマッチからすでに形となってあらわれた。
「彼のデビュー戦であるギャンガン戦は世界183ヶ国で放送されており、それはフランスリーグだけにとどまらず、フランスという国全体にとっても素晴らしいことだろう」
ズラタン・イブラヒモビッチによる治世も今は昔。現在のパルク・デ・プランスを沸騰させ、その視線を独占する主人公は、“メッシ超え”を目指すべくやってきた25歳の天才だ。彼とその所属クラブに栄光の日々が訪れることを祈りたい。