今夏は大きな注目を集めたが
シャビ・エルナンデスの後継者候補の1人として今夏大きな注目を集めていたパリ・サンジェルマンMFマルコ・ヴェッラッティだが、やはり世界は厳しい。先日イタリア代表の一員として臨んだ2018ロシアワールドカップ欧州予選のスペイン代表戦、イスラエル代表戦の2試合で好パフォーマンスを披露できなかったことでヴェッラッティに逆風が吹いている。
スペイン戦でヴェッラッティが目立ったことといえば、イスコに衝撃的な股抜きを決められたことくらいだ。チームとしても上手く攻撃を組み立てられず、司令塔としてヴェッラッティは十分な仕事を果たせなかった。伊『Calciomercato』によると、このパフォーマンスから元イタリア代表FWのフランチェスコ・グラツィアーニ氏もヴェッラッティを批判している。
同氏は今夏バルセロナ行きが何度も噂されたヴェッラッティについて、「ヴェッラッティは違いを作ることができなかった。私は彼に5000万ユーロもの価値があるとは思えないね」とコメントしている。それでもヴェッラッティがトップレベルのMFとの評価に変わりはないはずだが、今回の代表戦でイタリア国内での評価はやや下がってしまったようだ。
バルセロナからはシャビの後継者と呼ばれ、イタリア代表ではアンドレア・ピルロに代わる存在と期待されている。この期待に応えていくのは簡単ではないが、ヴェッラッティはもう1度イタリアのサポーターを納得させられることができるか。