大型補強の成果が見られないバイエルン
今夏にニクラス・ジューレやセバスティアン・ルディ、及びハメス・ロドリゲスなどのビッグネームを獲得したバイエルン・ミュンヘン。今季の国内2冠やUEFAチャンピオンズリーグ(以下UCL)制覇にむけて盤石の陣容を整えたかに思われたが、9日に行われた同リーグ第3節ホッフェンハイム戦で詰めの甘い守備を露呈して敗北を喫するなど、先行きが不安視されている。
各メディアで同クラブの低調なパフォーマンスが問題視されるなか、元同クラブMFマリオ・バスラー氏がカルロ・アンチェロッティ現監督の去就について言及。来年1月にも同クラブを去る可能性があることを示唆した。英『Daily Mirror』が伝えている。
「アンチェロッティが既に他のクラブと契約を結んだという情報を入手したんだ。信憑性は100%とまでは言わないが、確かな筋からの情報だ。彼はこの冬(来年1月)に中国のクラブへと移るはずさ」
昨季はDFBポカールやUCLのタイトルを逃すなど、不完全燃焼に終わったアンチェロッティ監督。前述の噂の信憑性は別問題とはいえ、このまま大型補強に不相応な成績に終始するようであれば、少なくともシーズン途中の退任(解任)は免れないだろう。UCLで3回の優勝を誇るイタリア人指揮官の手腕に注目が集まる。