今季初ゴールなるか
ベルギーのヘントが10日、国内リーグ第6節のヘンク戦に向けた先発メンバーを発表している。
本拠地ゲラムコ・アレーナに名門ヘンクを迎えるヘントはリーグ戦5試合を消化した段階で2分3敗というよもやの緊急事態となっており、いまだ1勝すらも挙げていない。そしてチームの低迷ぶりを最も象徴するのが、FW久保裕也の不甲斐ないパフォーマンスである。
指揮官ハイン・ヴァンハーゼブルックは決定機を外し続ける久保を前節のアンデルレヒト戦で開幕戦以来となるベンチスタートを命じると、今節もまたスターティングリストに日本代表FWの名前を載せることはしなかった。地元メディアも昨季終盤の輝きを放てない久保に対し、「なぜだ?」「ヘント加入後最大の危機」などと懐疑の論調で煽り立てており、もはや結果を残すこと以外に彼らの鬱憤を除去する術は無いだろう。
ヘンク戦は、前節同様に“刺激剤”としての途中出場が予想されるが、わずかな時間を有効活用し、昨季のような素晴らしいゴールを叩き込んでほしいところだ。
なお、今節に久保裕也の代わりとして最前線の両ウイングを任されたのはダニエル・ミリセビッチとモーゼス・シモンとなっている。