「今季のドルトムントは自信を持って2位を目指せる」 今夏の補強を米メディアは高評価

新生ドルトムント photo/Getty Images

若い実力者と中堅世代を獲得

今夏ドルトムントは、再びビッグクラブにタレントを引き抜かれてしまった。今回ターゲットになったのはFWウスマン・デンベレで、トレーニング参加拒否など様々なトラブルもあった末にバルセロナへの移籍が決定した。昨季ブレイクしたデンベレの退団は痛手だが、それでもドルトムントは十分に強いチームだ。

そう主張しているのは米『ESPN』で、同メディアは今夏の補強からドルトムントには期待が持てると特集している。今夏ドルトムントが獲得した選手を見ると、やはり若い選手が多い。

パリ・サンジェルマンのユースチームから獲得したU-18フランス代表DFダン・アクセル・ザガドゥ、U-21欧州選手権を制したドイツ代表メンバーだったDFジェレミー・トルヤン、ボルシアMGから獲得したMFマフムード・ダフードも21歳と若い。さらにフライブルクからMFマキシミリアン・フィリップ(23)、マンチェスター・シティのユースチームからは17歳のFWジェイドン・サンチョを獲得している。
サンチョにはデンベレがつけていた7番が手渡されており、そこからも期待の高さがうかがえる。さらに同メディアはダフードにイルカイ・ギュンドアンのような役割が期待できると伝えており、身体能力の優れたザガドゥにはすぐ名声を得るDFになるだけのポテンシャルがあると高く評価している。他にもすでに結果を出しているMFクリスティアン・プリシッチなど、若い選手が躍動すれば面白い。

そして彼ら若手を引っ張るのが中堅世代で、今夏にはレヴァークーゼンからDFエメル・トプラクが合流。そしてディナモ・キエフからはデンベレの後釜としてアンドリー・ヤルモレンコを獲得している。将来への期待、そして直近のことを考えて中堅世代を獲得するなど、今夏のドルトムントの補強は印象的だった。

同メディアは今後デンベレ売却で得た8000万ユーロを上手く活かせればさらに面白いチームになると考えているようで、今季については「自信を持って2位を目指せる」と伝えている。王者バイエルンを崩すのは難しいとの予想だが、2番手としては十分なチームとの意見だ。果たしてドルトムントの補強はフィットするのか

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