今節は欠場との見込み
31日、日本代表は2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリア代表を撃破し、6大会連続のワールドカップ出場を決めた。その試合に照準を合わせて調整してきたのがフランクフルトに所属する主将の長谷部誠だ。長谷部は3月に膝を痛めて手術し、残りのシーズンを欠場していた。日本にとって主将がオーストラリア戦のピッチにいたことは大きく、長谷部が必死にチームメイトに声をかけている姿は印象的だった。
しかし、その代償は大きかった。長谷部は続く5日のサウジアラビア代表戦は膝の問題で欠場し、ドイツへ戻っている。しかし独『Allegemeine Zeitung』によると、長谷部は現在プレイできる状態にないという。どれほど離脱するかは分かっていないようだが、まずは今節のボルシアMG戦を欠場することになる。
これには指揮官ニコ・コバチも頭を抱えているようで、「4バックに変更する可能性がある」とコメント。長谷部が戻ってきたことで3バックを使うことが可能となっていたのだが、リベロを務める同選手が欠場する場合はチーム全体の戦い方を変える必要性も出てくる。
コバチだけでなくサポーターも長谷部のカムバックを喜んでいたはずで、再び失うのは痛い。長谷部はオーストラリア戦後に「無理してよかった」と口にしていたが、フランクフルトにとっては頭を抱える結果となってしまった。