辛うじてロシアへの切符を掴んだ韓国代表
韓国代表は5日に、9大会連続のW杯本戦出場を決めている。しかし、その戦いぶりや、選手の問題発言などにより国民は手放しで喜べない状況だ。
韓国代表は最終予選の残り2戦で、2試合ともスコアレスドローに終わり、満足のいく形での切符獲得ではなかった。韓国紙『中央日報』は、「変化なければ本大会で恥」と題して、韓国代表の出来を「競技力が期待以下だった」と批判している。また、同紙は「大韓サッカー協会の支援システムも十分でなかった。指導力が問題視されたシュティーリケ監督の更迭をためらって最終予選の終盤に入り込み、本大会行きが危ぶまれるとあたふたと実行に移した。監督交代のタイミングを逃した後、最後に指揮棒を握ることになったシン・テヨン監督は、選手団をまとめる時間の余裕もなく実戦を迎えた」と、協会自体に問題があると指摘した。
また、同紙はシン・テヨン監督が、出場権を争うシリアがまだ試合中にも関わらず、インタビューでW杯本大会進出の感想を語ったことが、サポーターの怒りを爆発させたと伝えた。サポーターは、「韓国がW杯本大会に進出させられた」と、韓国代表が自らW杯進出を決めたのではなく他会場の結果で決まり、現代表がW杯に出場する資格がないという意味で皮肉り、「イランの監督を胴上げするべき」とコメントしている。
問題が山積みとなっている韓国代表だが、この問題はW杯本戦でこそ解決できるだろう。ロシアW杯まで残り9ヶ月、これからの過ごし方が非常に重要となってくる。