「ドローには残念」
毅然とした態度を貫き、最後には最低限のタスクをこなした。韓国代表を指揮するシン・テヨン監督が5日、ロシアW杯アジア最終予選最終節を終え、激戦の主たちへ労いの言葉を贈っている。
目的はただひとつ、勝つことのみだった。敵地ブニョドコルで嵐のようにシュートを浴びせ続け、攻撃的フットボールを展開した韓国は最後までネットを揺らすに至らなかったものの、他会場でシリアがイランと引き分けに終わった為、2位の座を死守。見事にロシア行きのチケットを確保すると、静かなる闘将シン・テヨンは次のような安堵の声をもらしている。『スポーツ朝鮮』を含む複数メディアが伝えた。
「我々はウズベキスタンを倒すためにここへやって来たから、このスコアレスドローは少しばかり残念だよ。でも韓国のW杯出場を常に応援してくれていたサポーターにはすごく感謝しているし、韓国人の声援はスタジアムまでしっかりと届いていた。本大会へ行けるのは彼らのおかげだ。そして選手たちも歯を食いしばって最後まで戦ったよ」
もちろん課題は残されている。結果を重視した最終予選を終えた今、彼らのやるべきことは明白だ。
「私は攻撃フットボールが大好きなんだ。でも、このチームを指揮してからまだ時間がそれほど経っていないし、まずはDFの連携を高める必要がある。我々にはゴールが無いが、与えられた時間もそもそも無い。ロシアでは本領を発揮できるはずだ」