いまだ収束せず
熱すぎる夏を終えた今もなお、彼らの舌戦は止まらない。元バルセロナのブラジル代表FWネイマールが、古巣のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を再び口撃している。
リオネル・メッシと共にバルセロナの主軸として君臨していたネイマールは290億円もの移籍金を残し、今夏にフランスのパリ・サンジェルマンへと去った。2013年の加入以降、間違いなくファンタスティックな仕事をこなしてきた将来性溢れるドリブラーとの決別が、バルトメウ会長の求心力低下に繋がったことは明白だが、同氏は“ネイマール親子を信じたこと”こそが自らの過ちだったと断言。バルサトップによるこの嘆きが『Esporte Interativo』のInstagramアカウントによってシェアされると、ネイマール本人がこの投稿に複数の“絵文字付き”で反論したという。『MARCA』が報じている。
「この会長はまさにジョークさ」
ポルトガル語で綴られたこのコメントから、彼の退団がいかに殺伐とした経緯によって成立したかを窺い知ることができる。もちろん自身とその父親を公然と非難されたネイマールの怒りも十分に考慮されるべきであり、さらに言えば、バルトメウを含む現在のバルセロナ首脳部を口撃しているのは決してネイマールが初めてではない。彼と同じく今夏にパリへ上陸したダニエウ・アウベスもまた古巣の幹部を批判しており、その度にバルトメウは必死の釈明を施し、クラブに蔓延するクリーンなイメージを保とうとしてきたのだ。