元指揮官は確信
近年セリエAはユヴェントスが制するのが当たり前といった空気も流れていたが、今季こそはナポリにチャンスがある。そう語るのは、ディエゴ・マラドーナのいたナポリを指揮してスクデットを獲得したオッタビオ・ビアンキ氏だ。
ビアンキ氏が指摘したのは、今夏の移籍市場での動きだ。ナポリはほとんど動きがなかったが、ユヴェントスはレオナルド・ボヌッチやダニエウ・アウベスが退団。替わりにドウグラス・コスタやフェデリコ・ベルナルデスキが加入している。さらに昨季2位だったローマは指揮官が交代。モハメド・サラーも退団し、精神的な柱だったフランチェスコ・トッティも引退している。
伊『TuttoSport』によると、同氏は両チームが苦しむはずと予想しており、ナポリにチャンスがあるとコメントしている。
「今季ナポリはローマより優位な立場でスタートする。なぜならローマは組織が変化した。指揮官も陣容もね。バランスを見つけるまで時間はかかるよ。選手が年齢を重ねたことはさておきユヴェントスはいくつかの変更をしたし、彼らは失敗するに違いない。ユーヴェが多くのタイトルを獲得したといっても、勝ち続けるのは容易じゃないからね。ただ、ユーヴェはイタリアのチームでは唯一欧州のタイトルを争える存在なんだけどね」
ユヴェントスは新10番パウロ・ディバラが躍動するなど、攻撃力も年々高くなっている。今でもセリエAの優勝候補筆頭なのは間違いないが、ナポリは今季こそ絶対王者を止められるか。