アーセナルに所属するドイツ代表MFメスト・エジルは、紛れもなくワールドクラスの選手だ。しかし、アーセナルでは何度も批判を浴びている。今季も最高の働きをしているとは言えない状況で、評価は分かれてしまっている。
そんなエジルは1日に行われたワールドカップ欧州予選グループCのチェコ代表戦に先発すると、前半3分にいきなりFWティモ・ヴェルナーのゴールをアシスト。パスを出すタイミング、コース、速度と文句のつけようのないボールで、ヴェルナーは一瞬のうちにGKと1対1の状況を迎えることができた。
さらにこの試合では前線から守備に戻ってタックルを仕掛ける場面まであり、アーセナルサポーターの中にはこのパフォーマンスにショックを受けた者も多いようだ。英『Football London』によると、サポーターからはアーセナルがエジルの能力を活かしきれていないのではないかといった意見が挙がっており、代表とクラブのパフォーマンスの差を嘆いている。
「エジルはドイツでは素晴らしい。でもそれをアーセナルでやってない。問題はアーセナルにあるんだ」
「適切なシステム、適切な指揮官の下ではこのようなエジルになる」
「エジルは3分でアシストを決めた。彼はアーセナルには良すぎる」
アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲルはエジルの能力を100%引き出すことができていないとの指摘だが、ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴはその術を理解しているのかもしれない。周囲の選手が違うことも関係しているだろうが、違う顔を見せるエジルにアーセナルサポーターも嘆き節だ。