多額の移籍金投じないジダン・レアルに驚くスペイン紙「ペレス会長のチームで最も安価」

レアルを率いるジダン photo/Getty Images

今夏も若手を中心に補強

今夏の市場で銀河系軍団となったのはパリ・サンジェルマンで、これまで市場の主役でもあったレアル・マドリードは静かな夏を過ごした。今夏にはヘスス・バジェホやマルコス・ジョレンテなどレンタルに出していた若手選手を復帰させ、その他の補強もダニ・セバージョス、テオ・エルナンデスと未来への投資を意識したものが多かった。

スペイン『MARCA』が驚いているのは、ジダン就任後のレアルが投じた資金の安さだ。ジダンは2015-16シーズンの途中に就任したが、2016年夏の市場ではアルバロ・モラタを3000万ユーロで獲得。そして今夏はテオ・エルナンデスを2600万ユーロ、ダニ・セバージョスを1650万ユーロで獲得したのみだ。

一方で以前レアルで指揮を執ってきたジョゼ・モウリーニョは最初の2シーズンで1億2800万ユーロを投じ、カルロ・アンチェロッティ政権時にはガレス・ベイルやハメス・ロドリゲスなど大金をかけてスター選手を獲得。補強費は2億9000万ユーロに達する。これに対してジダン政権のチームは静かで、同メディアは2009年にフロレンティーノ・ペレス氏が再び会長に就任してから最も安価な補強をしている指揮官になったと驚きをもって伝えている。
それほど補強すべき場所がなかったと言うこともできるが、若手を重点的に補強するやり方はレアルらしくないものだ。チームは明らかにこれまでと違う流れで動いているが、静かな夏が黄金期をもたらすことになるのか。

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