有望株の獲得ならず
イングランドのアーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督が、今夏のマーケットで獲得に失敗したモナコのアタッカーについて言及している。
トマ・レマル、21歳。すでにフランス代表としても活躍し、リーグ・アンで最も将来性溢れる選手の1人と評される同選手には、夏を通してアーセナルへの移籍が取り沙汰されてきたものの、最終的に合意が発表されることはなかった。アーセナル側は期限終了間際に100億円を超える破格オファーを提示するも、選手本人がガナーズへの入団を拒絶。そのままモナコで新シーズンを戦う決断を下している。そしてヴェンゲルは今、その“失敗劇”を次のように振り返った。『beIN Sports』がフランス人指揮官のコメントを伝えている。
「モナコに残留するという選択を下したのは選手本人だよ。私はあまりこのことについて詳細なことを話したくはない。なぜならそれらは全て交渉中でのやり取りであり、その中のいくつかのことに関して敬意を払わなければならない。話しすぎる必要はないんだよ」
また、アーセナルがレマルとのサインに成功しなかったことで、アレクシス・サンチェスの玉突き移籍を期待していたマンチェスター・シティは憤慨。チリ代表アタッカーの移籍で内定を得ていたにも関わらず、最終的に放出を認めなかったとしてガナーズへの法的な処置を考慮しているとも報じられている。