ネイマールに続くビッグディール
フランスのパリ・サンジェルマンが31日、モナコに所属する18歳の同国代表FWキリアム・ムバッペを買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表。契約は2018年6月までの1年間となり、1億8000万ユーロもの買い取り金額が設けられている。
本来は完全移籍での契約を目指していたPSGだが、今夏にバルセロナから290億円でブラジル代表FWネイマールを既に獲得していたため、ファイナンシャル・フェアプレイへの抵触を考慮。ひとまずはローンという形式を取ることでこれをすり抜けた格好となった。
昨季、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオと強力なコンビを形成し、リーグ・アンだけでなく、チャンピオンズリーグでもその猛威を振るっていたムバッペ。公式戦44試合出場26ゴール14アシストという戦績が、彼の能力を何よりも証明していると言えるだろう。今夏のマーケットではPSGの他にレアル・マドリードやアーセナル、マンチェスター・シティといったビッグクラブが同選手の獲得に奔走していたものの、この有望株が選んだのはネイマールやエディンソン・カバーニ、そしてアンヘル・ディ・マリアとの競演だ。
18歳ながら早くもフランス代表の常連となりつつある怪物ストライカーのさらなる成長に期待したい。