川島も時折ミスがあり、吉田の相棒も経験不足…… 豪州メディアは日本の守備力に疑問

前回のイラク戦で失点に絡んだ吉田 photo/Getty Images

オーストラリアの攻撃を防げるか

31日に2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する日本代表は、守備面に不安がある。そう指摘するのは豪『FOX SPORTS』だ。

日本はアジアの戦いで大量失点を喫するようなケースは少ないが、時折自陣ゴール前でミスをしてしまう悪癖はある。1-1で引き分けた6月のイラク代表戦でもゴール前でセンターバックとGKの呼吸が合わないところから失点しており、オーストラリア相手にこのようなミスは許されない。

同メディアはGKを務める可能性が高い川島永嗣も時折ミスをする選手と伝えており、万全とは言い難い。さらに気になるのは、吉田麻也の相棒だ。今回の代表には鹿島アントラーズの昌子源、植田直通の2人が招集されており、前回のイラク戦では昌子が吉田の相棒を務めた。しかし最高のパフォーマンスだったとは言えず、経験の乏しさからか怪しいプレイもあった。特にアジアの中では強豪とされるオーストラリアのような相手と戦った経験も少なく、ましてや今回はワールドカップ出場への大一番だ。普段と同じ心理状態で戦えるかは不透明だ。
同メディアも経験の乏しさを指摘しており、その他に招集されたガンバ大阪の三浦弦太もそうだ。さらに浦和レッズの槙野智章も招集されているが、今季の浦和は守備が崩壊している。加えて同メディアは浦和が3バックで戦っていることもあり、日本代表の4バックとは役割が異なることにも注目している。前回から森重真人がメンバーから外れているため、オーストラリアが熟成していない新たな日本のセンターバックコンビを1つの狙い目と考えるのも無理はないだろう。先日発表された日本代表メンバーの23名からは植田と三浦が外れたため、吉田と昌子がコンビを組む可能性が高い。オーストラリアがこのコンビをどう狙ってくるかは気になるところだ。

さらにサイドバックでは長友佑都が先日のローマ戦で左足のハムストリングに違和感を訴えて途中交代している。本人は問題ないと主張しているが、こちらも不安なポイントと同メディアは捉えているようだ。オーストラリアのアンジェ・ポステゴグルー監督は日本を叩きに行くと強気な姿勢を見せていたが、コンフェデレーションズカップでも印象的な攻撃を見せていたオーストラリアを日本の守備陣は抑えられるのか。ここは大きなポイントとなるだろう。

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