今後の成長を約束
フランス代表の新星ウスマン・デンベレが28日、バルセロナへ到着し、世界最高クラブでの挑戦に対する意気込みを語っている。
約137億円もの札束が飛び交い、弱冠20歳にして世紀のビッグディールにおける主人公となったデンベレには背番号「11」が与えられ、とてつもなく巨大なプレッシャーと戦うことになる。華麗なステップワークから変幻自在なドリブルを繰り出すテクニシャンとして高い評価を得てきた同選手だが、カンプノウにおける“元11番”がどれだけ観衆を魅了していたかは説明するに及ばない。デンベレ自身も、前任者との過度な比較は避けたいだろう。
「僕はネイマールの代役としてこのクラブに来た訳じゃないよ。今後たくさん成長できるように全力を尽くすし、僕はまだ20歳だ。まだまだ成熟する余地はある。バルセロナのような大きなクラブに来たのはその為だよ」
曰く、カタルーニャへやってきた理由は他にもあるという。
「リオネル・メッシとチームメイトになれるなんてとてつもなく光栄なことだ。彼は世界最高のフットボーラーだし、歴代でもNo.1だよ。彼の在籍するチームに加入できたなんて信じられない。ピッチ内外でのメッシを見て、多くを学び取っていきたいよ」
不幸にも彼は史上2番目の移籍金額でリーガ参戦を果たすこととなった。世界中のサポーターが彼のドリブルに目を向けた時、20歳の天才はどのような答えを見せてくれるだろうか。