4年前と比べて日本代表の実力に疑問? 豪メディア「我々は日本を過大評価する傾向にある」

本田、長友ら日本を支えてきた選手たち photo/Getty Images

本田、香川らの状況も異なる

今回も変わらず日本代表に選出された本田圭佑、香川真司、岡崎慎司らは、海外で結果を出してきたことからアジアでは非常に有名な存在だ。31日に2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選で日本と対戦するオーストラリア代表のサポーターも、本田や香川のことをよく知っている者が多い。

しかし、豪『The Roar』は日本の選手たちのことを過大評価しすぎではないかと伝えている。ミランの10番を背負った本田、ドルトムントでブンデスリーガ制覇を達成してマンチェスター・ユナイテッドでもプレイした日本の10番香川、レスター・シティで奇跡のプレミアリーグ制覇を成し遂げた岡崎はアジアのスーパースターであり、その功績からオーストラリア側がリスペクトするのも当然だ。しかし、数年前とは状況が異なっている。

本田は現在メキシコのパチューカでプレイしており、デビュー戦では豪快なゴールも決めている。しかし同メディアは「ホンダが先週パチューカで決めたゴールは彼のポテンシャルやパワーを思い出させるものがあった。しかし、なぜ彼はメキシコでプレイしているんだ?」と伝えており、本田の状況は4年前と異なっている。
香川も怪我の影響で本調子ではなく、今季もドルトムントで出場機会が限られている。ヘルタ・ベルリンの原口元気、ヘントの久保裕也も万全とはいえず、ケルンの大迫勇也も怪我明けだ。日本のFW陣には不安の方が大きいかもしれない。

同メディアは「日本がサッカールーズを攻撃する力がないという意味ではないが、我々は日本の選手の能力や影響力を過大評価する傾向にある。実際、埼玉でプレッシャーがかかってるのは彼らの方だ」と伝えており、日本のことをリスペクトしすぎるべきではないとの考えだ。

日本はグループBで首位に立っているが、2位サウジアラビアと3位オーストラリアとの勝ち点差はわずかに1。日本は埼玉でオーストラリアを撃破すればワールドカップ出場が決まる有利な立場にいるはずだが、プレッシャーがかかっているのは日本の方だ。日本のサポーターも期待よりは不安の方が大きくなっているかもしれない。

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