開幕節はロッベン、第2節はミュラーが不満吐露 アンチェロッティも起用法に頭が痛い?

バイエルンを率いるアンチェロッティ photo/Getty Images

離脱中のハメスもいる

優秀な選手を数多く抱えるチームの指揮官には、スーパースターたちをどう満足させていけばいいのかという悩みが常に存在する。ビッグクラブに所属するような選手は自分に絶対的な自信を持っており、スタメン出場以外は受け入れられないという者も多い。バイエルンを指揮するカルロ・アンチェロッティも少しばかり頭を悩ませていることだろう。

バイエルンは開幕節のレヴァークーゼン戦、第2節のブレーメン戦と連勝スタートを切ったが、起用法を巡って選手側から不満が出ていた。開幕節では前線にフランク・リベリ、ロベルト・レヴァンドフスキ、そしてトーマス・ミュラーの3名を起用したが、ベンチスタートとなったアリエン・ロッベンが試合後に怒りを露わにしていたと言われている。これについてアンチェロッティはレヴァークーゼン戦後に、「我々はこの試合に先発しないことで互いに合意してたんだ。彼は怪我から戻ってきたところで、カップ戦では20分、そして今日は30分プレイした。これがプランだった。私は彼が怒っていた理由は分からない」と正直な思いを述べている。

それも考慮してか、アンチェロッティは第2節のブレーメン戦でロッベンを先発起用。代わりにミュラーをベンチスタートとした。すると今度はミュラーが試合後に「監督がどのようなクオリティーを求めているのかわからない。しかし、僕の能力はその要求を100%満たしてはいないようだ」とコメント。ベンチスタートだったことが理解できないようだ。
これについてアンチェロッティは「中盤の支配率を高めてピッチをワイドに使いたかった。これがミュラーがスタートから出場しなかった理由だ。後半から出場した彼は良かった。これは戦術的な判断だ」とフォローしていた。

また、この2人とは別に負傷離脱しているハメス・ロドリゲスもいる。開幕からロッベンもミュラーも大満足とはいかなかったようだが、アンチェロッティはこれをどうコントロールするのか。スターを抱えすぎるのも考えものだ。

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