モウリーニョ・レアルを振り返るX・アロンソ 「彼はサポーターにも戦うことを求める」

X・アロンソとモウリーニョ photo/Getty Images

今のレアルとはまるで異なるチーム

現在ジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリードはテクニックのあるMFを多数揃えた美しいチームになっているが、ジョゼ・モウリーニョが率いていた際のチームは少しばかり暴力的とのイメージもあった。

特にバルセロナとのクラシコは大荒れで、喧嘩が起こるのは当たり前になっていたところもある。スペイン『MARCA』によると、今回当時を知る元レアルDFアルバロ・アルベロアと元レアルMFシャビ・アロンソが振り返っている。

まずアルベロアは、「あの時間は僕を変えたよ。フットボーラーとしても、人としてもね。僕たちは多くのものを勝ち取ったけど、僕とチームが求めていたものほどではない。もう少し運があればさらに多くのことを達成できたはず」とコメント。同メディアは当時のレアルを野性味溢れたチームだったと評しているが、それも納得だろう。
また、アロンソは「モウリーニョが自身の考えをどう伝えていたか覚えているよ。パッションがあり、選手だけでなく周囲の人間も参加する。彼はサポーターにもクラブのために戦うことを求めるんだ。まさにロックンロールだ」と語っており、情熱的なモウリーニョの指揮を振り返っている。

今のレアルとは全く異なるタイプのチームだったが、モウリーニョ率いるレアルもサポーターを熱くさせる魅力的なチームだった。あの激しいスタイルの方が好みというサポーターもいるのではないだろうか。

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