またしても巨額マネーが動く
大きな契約が成立間近だ。ドイツのドルトムントに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレのバルセロナ移籍は、秒読み段階に突入している。
ブラジル代表FWネイマールがパリ・サンジェルマンへ移籍したことを受け、その後継者として白羽の矢が立ったデンベレ。巧みなステップワークと敵の裏をかくドリブル技術でブンデスリーガ初年度から圧巻の存在感を放っていた同選手だが、早くも世界最高クラブへの昇進が決まりそうだ。独紙『Bild』は日本時間で25日の19時頃に正式なバルセロナ加入が発表されるだろうと伝えており、複数メディアによれば、ボーナスを含めた移籍金の総額は194億円にも上るという。
これだけの巨費を投じる場合、バルセロナはネイマール放出によって得た約280億円という資金のほとんどをデンベレ1人に充てる格好となり、残された額は100億円を下回ることになる。本来のメインターゲットとされたリヴァプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョに関してはクラブ間での交渉が難航しており、どのような結末を迎えるかは不透明だ。
現在、チームの主な得点源であるウルグアイ代表FWルイス・スアレスが負傷により戦線を離脱。最前線の補強は質、量の両面において急務である。果たして20歳の新鋭にこれだけの資金を費やすことは吉と出るのだろうか。バルセロナの補強に注目が集まっている。