近年のブームに乗るか
昨季チェルシーを指揮するアントニオ・コンテが大成功を収めたこともあり、プレミアリーグでは3バックが人気を集めている。トッテナム、アーセナルなども使用しており、今では3バックをオプションとして持たないクラブは珍しいほどだ。
その3バックをリヴァプールを率いるユルゲン・クロップにも使用してほしいと語ったのが、クラブのOBでもあるスタン・コリーモア氏だ。英『Daily Mirror』によると、同氏は3バックを使用する理由の1つにセンターバックの能力が関係していると見ており、ワールドクラスのセンターバックを抱えていないクラブは3バックを積極的に採用していくべきとの考えを示している。
「ファン・ハールがオランダ代表で3バックを使ったのは、センターバックの能力的に2枚並べるだけでは不十分だと思ったからだ。チェルシーのコンテも同じだ。私はクロップにもリヴァプールで3バックを使ってもらいたい。プレミアリーグ、必要であればチャンピオンズリーグでもだ」
リヴァプールは守備が弱点とも言われており、チャンピオンズリーグのプレイオフでもホッフェンハイムに3失点許している。基本的にリヴァプールのサッカーは[4-3-3]で戦うのがメインだが、チャンピオンズリーグで格上クラブと対戦する際には3バックを採用するのも面白いだろう。センターバックの頭数が不足していることも気にかかるが、今後クロップが3バックにトライすることはあるのか。現在のブームに乗って試してみるのもいいだろう。