新たな獲得はナシ?
もはや改善点を探すことは困難なのかもしれない。スペイン屈指の名門レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダンが、現在のスカッドにテコ入れを施す必要はないとの見解を示している。
コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスやスペイン代表FWアルバロ・モラタ、そしてポルトガル代表DFぺぺら主力選手を放出しながらも、新規獲得は左SBテオ・エルナンデスやMFダニ・セバージョスらに留めたレアル。9番カリム・ベンゼマの控えを含む何人かの新戦力を獲得する可能性が再三にわたって報じられる同クラブだが、ジダン監督は現在のメンバーに満足している様子だ。スペイン紙『as』が今後のチーム編成について語るフランス人指揮官の言葉を伝えている。
「退団する可能性があると私に話しに来る選手はもう誰もいないよ。現在のメンバーこそ、まさしく私が望むスカッドだ。この陣容に変化を加えて欲しくない。もちろん我々は8月31日まではどんなことも起こりうると知っているがね」
最悪の場合に備え、ぺぺの穴埋めにはフランクフルトから若手スペイン人CBヘスス・バジェホを復帰させ、最前線にはヴォルフスブルクで修行を積んだFWボルハ・マジョラルも控えている。決して経験が豊富とは言えない彼らだが、ジダンによる信頼さえ与えられれば、“第2のカルバハル”として大成する可能性は大いにあるだろう。新シーズンもレアル・マドリードの有望な若手プレイヤーに注目だ。