契約満了まで1年を切る
移籍の可能性を完全に除外することはなかった。スペインのバルセロナで活躍するベテラン、アンドレス・イニエスタが同クラブとの契約延長に迷いがあることを打ち明けている。
優雅なボールさばきに加え、圧巻の戦術眼を持ち合わせたイニエスタは今後もバルセロナにとって必要不可欠な存在だが、本人は“様々な可能性”を考慮し、いまだ正式なサインには踏み切っていない。もちろん決断を下さなければならないタイムリミットが近づいていることは明白だ。英紙『Daily Mail』が、バルセロナとの契約満了まで1年を切ったイニエスタのコメントを伝えている。
「僕がバルセロナというクラブを退団する可能性? 現実問題として、僕はまだクラブとの新契約に正式なサインをしていない。昔は想像すらできなかったが、今は自分自身の将来について迷いがあるよ」
仮にバルセロナを離れることになれば、多くのクラブが稀代の天才との契りを熱望するだろう。
「様々な可能性がある。今はとてもたくさんのオプションを検討している最中だよ。3年前ならこんなことはあり得ないが、プロのフットボーラーなら当然考えなければならないことさ」
夏を騒がせたネイマールの一件がイニエスタの決断に少なからず影響を及ぼしているのかは定かでない。しかし、バルセロナとしては何としてもこのゲームメイカーの残留を実現させ、繁栄の継続に努める必要があるだろう。