スウォンジー戦のチップシュートにウェルベック重ねる
開幕節のウェストハム戦に続いてスウォンジーも4-0で粉砕したマンチェスター・ユナイテッドは、開幕前の期待通りロメル・ルカクやポール・ポグバら攻撃陣が爆発している。その中で数少ない不安材料があるとすれば、左サイドで2試合続けて先発したマーカス・ラッシュフォードの決定力だろう。
ラッシュフォードはスウォンジー戦でも相手の最終ラインの裏を取るシーンがあったが、中途半端なチップキックを選択して決定機を逃してしまった。能力は間違いないのだが、ここ最近は決定機を活かせないシーンも目につく。途中交代で出場したアントニー・マルシャルが2試合連続ゴールと結果を出しているため、今後序列が変化しても不思議はないだろう。
英『METRO』によると、サポーターもラッシュフォードの状態を心配しており、現在アーセナルでプレイするダニー・ウェルベックと重ね合わせている者も多い。というのも、今回のスウォンジー戦でラッシュフォードが失敗したチップキックからバイエルン戦でマヌエル・ノイアー相手にチップキックを失敗したウェルベックを思い出したサポーターが多いからだ。
ウェルベックのチップキックとは、2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝のマンU対バイエルンの一戦でのことだ。ウェルベックはウェイン・ルーニーのスルーパスに抜け出してノイアーと1対1の状況を迎えたが、チップキックをあっさり右手で防がれてしまった。
今回のラッシュフォードのチップキックにサポーターは、「ラッシュフォードは1対1を決めなければいけない」、「ラッシュフォードはただ足が速いだけのウェルベックじゃないか」、「突然ラッシュフォードがウェルベックと比較されている」、「ノイアー相手にチップキックしたウェルベックを思い出したよ」と反応しており、ラッシュフォードの決定力を疑問視している。
ラッシュフォードを含め前線の決定力不足は昨季から指揮官ジョゼ・モウリーニョが指摘していた部分だが、今季は成長の証を見せられるのか。