20日にプレミアリーグ第2節が行われ、開幕戦で黒星を喫したチェルシーがトッテナムと対戦した。
最初に決定機を作ったのはチェルシー。4分、アスピリクエタの右サイドからのクロスにモラタがヘディングで合わせるが、シュートはゴールポスト右に逸れた。
5分以降はトッテナムが敵陣でショートパスを回す場面が散見されたものの、セントラルMFで起用されたカンテやD・ルイス、及びバカヨコの対人守備に手を焼き、局面を打開しきれない。膠着状態が続いた24分、チェルシーが敵陣ペナルティエリア付近でフリーキックを得ると、アロンソが左足で強烈なシュートを放ち、ゴール右上に突き刺した。
先制を許したトッテナムは3バックから4バックに布陣を変更し、サイドから分厚い攻撃を仕掛ける。41分にはケインがペナルティエリア内で決定的なシュートを放つが、シュートは惜しくもポストを直撃した。チェルシーが1点をリードし、前半を終える。
後半もトッテナムがボールを保持したものの、自陣深くでブロックを敷くチェルシーの守備に苦しめられる。拙攻が続いたトッテナムだが、82分に敵陣左サイドでフリーキックを得ると、エリクセンが蹴ったボールがバチュアイの頭に当たり、そのままゴールイン。オウンゴールという形で同点に追いついた。
リードをふいにしたチェルシーだが、88分にD・ルイスが敵陣でボールを奪うと、すぐさまカウンターを発動。ペドロのパスを受けたアロンソが左サイドからペナルティエリア内に侵入し、低い弾道のシュートでゴールを陥れた。
試合はこのまま終了。チェルシーがきめ細やかな守備でトッテナムの猛攻を凌ぎ、枠内シュート2本で勝利をモノにした。
[メンバー]
トッテナム:ロリス、ダイアー(→ソン・フンミン 68)、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ワニャマ、デンべレ、トリッピアー(ヤンセン 90+1)、デイヴィス(→シソコ 80)、アリ、エリクセン、ケイン
チェルシー:クルトワ、アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー、カンテ、バカヨコ、D・ルイス、アロンソ、モーゼス、ウィリアン(→ペドロ 78)、モラタ(→バチュアイ 78)
[スコア]
トッテナム 1-2 チェルシー
[得点者]
トッテナム:OG(82)
チェルシー:アロンソ(24)、(88)