プレシーズンでしっかりアピール
今夏からマインツの指揮官に就任したサンドロ・シュワルツは、チームの軸となる選手を決め始めているようだ。
独『Bild』によると、同指揮官がチームの軸に選んだのは5選手。32歳のベテランGKレネ・アドラー、主将も務めるDFシュテファン・ベル、中盤のダニー・ラッツァ、アレクサンドル・マキシム、そして最前線で奮闘する日本人FW武藤嘉紀だ。同指揮官はスタメン11人を固定しているわけではないようだが、この5人はチームの軸になる選手と捉えている。
武藤の担当する最前線ではジョン・コルドバがケルンに移籍したため、どう顔ぶれが変化するのか注目されていた。ケナン・コドロ、ヴィクトル・フィッシャーの2人が今夏に加わったものの、プレシーズンを含めここまで前線の主役は武藤だろう。
武藤は先日のDFBポカール1回戦のリューネベルガー戦で2得点を記録し、さらにPKまで獲得するなど全ての得点に絡んでいる。独紙も以前マインツでプレイしていた日本代表FW岡崎慎司と得点率でそれほど差がないことを伝えていたが、今の武藤はマインツの中でも最も得点が期待できるアタッカーとなっている。昨季は怪我もあってやや苦しいシーズンを過ごしたが、今季武藤は前線の顔としてチームを引っ張れるか。