中盤と前線はうまくやれているが左サイドは……
欧州の移籍市場が閉まるまであと約2週間となり、各チームの補強が大詰めを迎えている。イタリアサッカー界の大物代理人、ダリオ・カノーヴィ氏がインテルの補強について言及した。
これまで元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタ氏やチアゴ・モッタらの代理人として手腕を発揮してきたカノーヴィ氏。伊『FCINTER1908』や『INTER-NEWS』などによると、インタビューに応じた同氏は「ミランの移籍市場はほどんど終了している。それに対して、インテルは今もなお動いているんじゃないかな」とコメント。その上で「インテルは守備面で何かしらの補強を行うと思う。中盤と前線はうまくやれているだろうからね。私が思うに、彼らが今欲しているのは左サイドの選手じゃないかな。ナガトモじゃ大きな夢は見られない」と述べている。
さらに、メディカルチェックで異常が見つかったことでユヴェントス移籍が破談となり、現在はインテルへの加入が噂されているサンプドリアFWパトリック・シックについて「シックはインテルへ移籍するのかって? 彼のクオリティがあれば、可能性は十分にあるだろう。確実とは言えないがね。ただ、ローマへの移籍は実現しなかったが、サバティーニ(現インテルSD)は当時から彼に注目していたよ」と話した。
新指揮官にルチアーノ・スパレッティ監督が就任して以降、プレシーズンマッチではあるものの目に見える結果を残してきたインテル。長友はそのほとんどの試合でスタメンに名を連ね、勝利に貢献してきた。セリエA開幕後もこの調子を維持し、自身の存在価値を証明することができるのか。先日加入したブラジル人DFダルベルトらとのスタメン争いに勝利し、まずは新シーズンの定位置を確保したいところだ。