モウリーニョ、開幕戦ベンチ外の“新CB”の現状を語る

ポテンシャルに疑いの余地はないが...... photo/Getty Images

期待の新戦力がまさかの躓き

13日に行われた2017-2018シーズンのプレミアリーグ第1節で、ウェストハムに4-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド。今夏に加入したFWロメル・ルカクが早速2得点を挙げるなど、上々のパフォーマンスを披露している。

チーム内にポジティブな雰囲気が漂うなか、同クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が同じく今夏に加入したDFヴィクトル・リンデロフについて言及。期待の新戦力と目されながら同試合で招集外となった経緯を説明した。同クラブ公式ホームページが伝えている。

「UEFAスーパーカップ(レアル・マドリード戦)で彼を出場させたが、本領を発揮するにはまだ早すぎたね。私はこれまで、違う国のリーグからプレミアリーグにやってくる選手の面倒を何人も見てきたが、そう簡単にフィットできるものではないよ。ルカクや(ネマニャ・)マティッチは既にプレミアの他のクラブでプレイしていたから、適応が早かったのだろう。私がチェルシーを率いていた時に獲得したあのリカルド・カルバーリョでさえ、適応に時間がかかったんだ。ヴィクトルが素晴らしい選手であることに疑いの余地はないが、彼にはもう少し時間が必要だ。少しずつ事を運んでいきたい」
8日に行われたUEFAスーパーカップでは曖昧なポジショニングや判断の遅さが災いし、ガレス・ベイル(レアル・マドリード)とのマッチアップにことごとく敗れたリンデロフ。また、アラン・パーデュー氏(元クリスタル・パレス監督)をはじめとする有識者からも相手のハイプレスに対する脆さを指摘されるなど、現段階では実力を疑問視されている。元来は屈強な対人守備や正確なビルドアップを持ち味としている選手なだけに、プレミアリーグ特有のフィジカルコンタクトやプレイスピードに慣れ、判断の速度や質に磨きをかけることが求められるだろう。

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