ユーヴェ、“新10番”お披露目試合を白星で飾れず ディバラ「弱小クラブの思考に陥った」

2ゴールを挙げるもタイトルを逃したディバラ photo/Getty Images

今季1つ目のタイトルを逃したユヴェントス

ユヴェントスは13日、今季1つ目のタイトルをかけて、スーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパー杯)でラツィオと相見えた。

試合は、チーロ・インモービレに2つのゴールを許し、2点ビハインドの苦しい立場に立たされたが、終盤に王者の意地を見せるユヴェントス。今季から栄光の背番号「10」を背負うことになったパウロ・ディバラが84分に直接FKを、91分にPKを決め、土壇場でスコアをタイに戻した。だが、94分にアレッサンドロ・ムルジャに痛恨の決勝ゴールを決められ、ユヴェントスはラツィオに2-3で敗戦を喫し、昨年に続き同タイトルを逃すこととなった。

試合後、ユヴェントスの若きエースであるディバラがクラブの公式チャンネル『JTV』などのインタビューに応じ、次のように語った。複数の伊メディアが伝えている。
まず「あと少しまで追い詰めたかもしれないが、僕たちは負けて当然。ラツィオが勝利に値するゲーム内容だったと思う」と述べた上で「最初の10分から15分は本当に良かった。僕たちはうまく攻撃を仕掛けることができていたし、ゴールチャンスもあったからね。ただ、直後から僕たちの姿勢が変わり、(90分間のうち)50分間から60分間は思うようなプレイが全然できていなかったよ。今夜の試合で僕たちは、完全に弱小クラブの思考に陥ってしまった」と試合を振り返った。

ただ「僕たちはチームをより成熟させる必要がある。これが真のユヴェントスではないからね。すぐに考えを変えていきたいよ。重要なカリアリ戦(セリエAの開幕戦)に向けて、しっかりとした準備をしないといけないし、真剣に1週間のトレーニングに励まなければならない」ともコメントしている。

そして、個人の出来に関しても「自分のパフォーマンスにも満足していないよ。2ゴールを挙げることができたかもしれないが、良いプレイはできていなかった。カリアリ戦で素晴らしいスタートを切るためにも、もっと努力する必要があるね」と明かし、さらなる向上を誓った。

はたして、ディバラは新10番としてユヴェントスをセリエA7連覇やコッパ・イタリア4連覇、悲願の欧州制覇へ導くことができるのか。

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