「やっとユーヴェを倒せた」インザーギ、ラツィオ指揮官就任2年目で悲願の初タイトル

トロフィーを掲げるインザーギ監督 photo/Getty Images

見事コッパ・イタリア決勝のリベンジを果たしたラツィオ

13日にスーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパー杯)が行われ、ユヴェントスとラツィオが今季1つ目のタイトルをかけて相見えた。

試合は、チーロ・インモービレの2ゴールで優位に進めるラツィオだが、終盤にパウロ・ディバラのFK弾とPK弾で同点に追いつかれる。そして、このまま90分間を2-2のドローで終えるかと思われた。しかし後半アディショナルタイム、途中出場を果たしたジョルダン・ルカクが左サイドをドリブル突破し深い位置まで侵入すると、この折り返しをアレッサンドロ・ムルジャが落ち着いてユヴェントスゴールへ流し込み、ラツィオが勝ち越しに成功。3-2でラツィオがユヴェントスを相手に劇的勝利を収め、2009年以来8年ぶりにスーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを獲得している。

試合後、指揮官就任2年目にして初の栄光を手にしたラツィオのシモーネ・インザーギ監督が伊『Rai Sport』のインタビューに応じ、次のように語った。
「我々は、コッパ・イタリア決勝で敗れたリベンジを狙っていた。7月4日からハードワークしてきたし、チームのフィジカルコンディションも素晴らしかったよ。2つのゴールを与えてしまったが、選手たちは全力を尽くしてくれていたし、勝利に値すると思う。今は選手やファンのみなさんと勝利を分かち合いたいね」

「我々は近年、ユヴェントスを打ち破ることができていなかった。だが、選手たちがチーム一丸となってプレイすることで、ついにユヴェントスを倒すことができた。彼らをとても誇りに思うし、一緒に仕事ができることを光栄に思うよ」

セリエA開幕まで約1週間となったが、スーペルコッパ・イタリアーナでラツィオはチームとして素晴らしい完成度を披露。そのため、エースストライカーのインモービレを中心に、新シーズンはこれまで以上の活躍が期待される。一方で、絶対王者ユヴェントスは不安が残る内容と結果になってしまった。はたして、開幕戦までにチームを立て直すことができるのか。

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