マンUはまだ欧州トップレベルではない? レアル相手の敗戦に英紙が問題点指摘

レアルに敗れたマンU photo/Getty Images

実力差を感じる試合に

8日にUEFAスーパーカップでレアル・マドリードと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、まだまだ欧州のトップレベルとは差があることを見せつけられてしまった。

英『Daily Mail』はこの試合でいくつか不安なポイントが見つかったと指摘しているが、最も目立ったのは中盤の構成力の差だ。イスコ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロースが面白いようにボールを動かすレアルに対し、ネマニャ・マティッチ、アンデル・エレーラ、ポール・ポグバの3人はパスワークの部分で明らかに劣っていた。攻撃を組み立てる点において、まだマンUは欧州トップレベルとは言えないだろう。

さらに最終ラインの力量も気になる。同メディアは今夏ベンフィカから獲得したヴィクトル・リンデロフにまだ不安があることを伝えており、センターバックではエリック・バイリーに頼るしかない状況となっている。今の戦い方ではチャンピオンズリーグで守勢に回る展開も多くなるはずだが、その時リンデロフやクリス・スモーリングには不安が残る。
そして攻撃部分では、同メディアは左ウイングの補強が必要と見ている。この試合は後半からマーカス・ラッシュフォードが出場したが、ベンチにはアントニー・マルシャルもいた。同メディアはマルシャルがジョゼ・モウリーニョから100%の信頼を得ていないと捉えており、その場合は今夏のうちに新しいウイングを探す必要がある。

中盤の細かいパスワークの部分で通用していたのは右サイドのヘンリク・ムヒタリアンくらいで、マンUは攻守両面においてまだまだ物足りないところがある。レアルとの戦いで改めて差を痛感したところもあるはずだが、それをどうやって埋めてくるのか。今季はチャンピオンズリーグでの躍進も期待されているだけに、同メディアはここからの修正を求めている。

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