ラグビートップリーグ2017-2018が18日(金)に開幕する。昨季王者であるサントリーゴリアスは2期目となる沢木敬介監督、流大(ながれ・ゆたか)キャプテンのもと、豪州代表103キャップを持つマット・ギタウなど9年の新加入選手を迎えて連覇を目指すシーズンになる。
とはいえ、「去年王者になりましたが、挑戦者であることに変わりはありません」と語るのはキャプテンの流で、昨季を15戦全勝で制したサントリーは今季も一戦一戦白星を積み重ねていくことを目指している。流は「楽に勝てる試合はひとつもありません。目の前の試合をターゲットに、毎週毎週を戦っていくだけです」とも語っている。
シーズン前の練習試合では9戦して5勝4敗とほぼ互角の成績となっており、昨季を考えると敗戦が目立つ。無論、新たな選手を加えてチームを再構築しており、開幕前の練習試合の結果を気にし過ぎても仕方ない。実際、しっかりと分析、整理できているようだ。
「自分たちがやろうとしていることができなかったときと、相手の強さが出たときに負けています。十分に修正できるのであまり問題視していませんが、負けたことはみんなが悔しいと感じないといけないです。ボクらが大事にしているのは、諦めない、下を向かないなど基本的なことで、これらは常に意識しています」(流)
連覇を狙うサントリーの開幕戦は18日(金)の19時30分から秩父宮ラグビー場で開催される。対戦相手は昨季7位のキヤノンイーグルスだ。「いまは開幕戦が一番大事だと思っている」(流)というサントリーは、しっかりと準備を進めている。
【ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 開幕カード】
日時 対戦カード 会場
8月18日(金)17:00 リコー×NTTコム 秩父宮(東京)
17:00 神戸製鋼×NTTドコモ ヤンマースタ(大阪)
18:00 トヨタ自動車×ヤマハ発動機 豊田ス(愛知)
19:30 キヤノン×サントリー 秩父宮(東京)
19:30 近鉄×豊田自動織機 ヤンマースタ(大阪)
8月19日(土)16:00 東芝×NEC 秩父宮(東京)
18:30 クボタ×パナソニック 秩父宮(東京)
8月20日(日)16:00 コカ・コーラ×宗像サニックス レベスタ(福岡)
文/飯塚 健司
サッカー専門誌記者を経て、2000年に独立。フリーランスライターとして活動中。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。美術検定3級。